強固に沈着した炭酸カルシウムを素早く溶解し水とともに除去します。
近年印刷用紙の中性紙化が進むにつれ、その紙から溶出される炭酸カルシウムによる印刷トラブルが多発しております。
湿し水中に溶出された炭酸カルシウムは、インキローラー上に沈着し油分を寄せ付けずインキ乗りを悪くします。
湿し水による不感脂化効果でのグレーズと同様の状態となり、インキローラー洗浄剤やグレーズ処理剤でも落とすことができません。
『カルシウムバスター』は、インキローラー上に沈着した炭酸カルシウムを溶解させ、洗浄時に加える水とともに包み込みながら洗い流すように除去する製品として開発いたしました。
【特 長】
1.PRTR法・有機則に該当する物質は含まれておりません。
2.強固に沈着した炭酸カルシウムを素早く溶解し水とともに除去します。
3.除去したインキローラー上には極めて良好なインキ転移性が蘇ります。
4.インキローラーの材質に影響を与える物質は含まれておりません。
【使用方法】
1. ローラー上のインキを洗い油で充分に洗浄してください。
2. 本液をローラー上に適量 ( 1〜3往復分 ) 滴下し、1〜5分間程度 ( 標準3分 ) アイドリングさせてください。 ※ローラー上の本液が乾燥しないよう、随時水を追加しながらアイドリングさせます。(本液をローラー以外に飛散させないよう、アイドリング速度は枚葉機で 4000 〜 6000rph、輪転機では 100rpm 以下としてください)
3. ドクター刃をセットし、必ず水を使って充分な洗浄をしてください。 (水の量が不充分な場合、溶解しきれない再結晶化したカルシウムがローラー上に白く付着する場合があります。洗浄時に使用する水の量は、菊全機で 300mlくらいです)
4. 洗い油または、エマルジョン型洗浄剤で仕上げ洗いをしてください。
(カルシウムが強固に固着している場合、一回の洗浄では除去できないことがありますので、その場合は 2 ~ 3 を数度繰 り返し行ってください)
【取扱い上の注意】
・ ローラー以外にはご使用いただけません。
・ 錆の原因となるおそれがあります。ローラー以外に付着しないようご注意下さい。
【適用法令】
◆ＰＲＴＲ法：非該当 ◆有機則：非該当 ◆消防法：非該当
【お取り扱い上の注意事項】
お取り扱いは安全データシート(ＳＤＳ)を必ずご確認の上ご利用下さい。
安全データシート(ＳＤＳ)は下記アドレスよりご確認頂けます。
【リンク】
カルシウムバスター安全データシート
